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エリアムーブメント

【告知!ケヤキ2月間連続の集中講座!】
家守(やもり)、中央線デザインネットワーク、地域メディア研究、つくし文具店など、興味深い活動続ける4人のプロデューサーと、敏腕編集者がタッグを組んで実施される、ラ・ケヤキの新・連載企画です!
2月間連続の集中講座!今注目の若手が勢揃い。見逃す手はないと思います。

9月3日(土)初回はプロデューサー勢揃いのキックオフトーク。
その後、9月、10月の毎週火曜日に開催されます。
開催日:9/6, 13, 20, 27 10/4, 11, 18, 25

連続トーク「地域を活かす8人と8つのプロジェクト」

地域を意識しながら地域をこえたつながりをもち、独自の立ち位置と方法で
クリエイティブの力をつかい、自らの責任で活動する。
そんな新しいタイプの地域活動プロジェクトが目立つようになってきました。
この連続トークでは、そんな活動をしている人に、本人の生い立ち、考え方、生き方、
プロジェクトのはじまり、しくみ、めざしていることなど、本音の話を聞ければと思います。
対話も交えて考える場にし、参加者それぞれの活動に活かせるヒントが見つかり、
この集いのつながりから新しいプロジェクトの種が生まれることを願っています。
(エリアムーブメント研究会)

全8回(+初回)
時間:19:00 開場
   19:30 ~ 21:00 トーク+会場からの質問
   21:00 ~ 22:00 交流会
場所:ラ・ケヤキ
定員:30名(申し込み制)
参加費:3000円(当日支払い)
※1ドリンク+交流会(多摩産野菜がテーマの美味しいおつまみ)付き
◎申し込み方法
1. 参加希望日
2. 参加者氏名(フリガナ)
3. 携帯電話番号
4. メールアドレス
5. 仕事内容 を明記して、メールでinfo@areamovement.jp
「エリアムーブメント研究会」係までお申し込みください。
問合せ 090-7711-9738(有岡)

日程
◉第0回 9/3(土)
萩原 修(デザインディレクター/中央線デザインネットワーク代表)
橘 昌邦(まち奉行/株式会社POD共同代表)
酒井博基(クリエイティブディレクター/株式会社リライト代表)
小松伸一(団体職員/東京商工会議所)
連続トークに先立ち、新しい地域の活動について話し合います。
テーマ:「まちと気持ち」

◉第1回 9/6(火)
寺井元一(まちづクリエイティブ)
テーマ:「まちと拠点」

◉第2回 9/13(火)
鈴木菜央(greenz.jp)
テーマ:「まちとサステナビリティ」

◉第3回 9/20(火)
後藤哲憲(旭川市工芸センター)
テーマ:「まちとものづくり」

◉第4回 9/27(火)
酒村なを(東京にしがわ大学学長)
テーマ:「まちとコミュニティ」

◉第5回 10/4(火)
松本理寿輝(まちの保育園)
テーマ:「まちと子育て」

◉第6回 10/11(火)
星野 諭(NPO 法人コドモ・ワカモノまちing)
テーマ:「まちと遊び」

◉第7回 10/18(火)
梅田智子(HIP/高松トライアスロン)
テーマ:「まちとチーム」

◉第8回 10/25(火)
籾山真人(立川空想不動産/東京ウェッサイ)
テーマ:「まちとメディア」



主催:エリアムーブメント研究会|共催:ラ・ケヤキ
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by LS_LAB | 2011-08-26 19:51 | ラ・ケヤキ

「辺境的中心に生きる」第一弾・釧路!!

「釧路。厳しい日常のあたりまえの豊かさ」

辺境と言われる地で、大地と共にしっかりとしたモノづくりをしながら生きている人に会った。5月に釧路を訪れた時の感動は今なお新鮮だ。
ラ・ケヤキの新連載企画「辺境的中心に生きる vol.01 釧路。厳しい日常のあたりまえの豊かさ」がいよいよ開催される。日本全国行脚していた理由のひとつでもある。釧路で羊飼いの酒井さんと、無施肥野菜をつくる木工作家、勝水さんにお会いしてから急ピッチで進めてきた企画。
釧路からいらっしゃるのは、このお二人だけだが、開催中三日間、十二分にお楽しみいただけるはず。美味しい食事、大切に作られた作品、対談に単独トーク、音楽、語り、映像、写真、ワークショップなど、盛りだくさんの内容。
初回なので、「辺境的中心に生きる」ということについて、作家の駒沢敏器さんと相澤が対談させていただきます。あぁ、人前は恥ずかしい・・・orz

ぜひ、秋のラ・ケヤキにお出掛け下さい。

日程:2011年9月9日(金)〜11日(土)
時間:12:00〜22:00(最終日21:00)
場所:ラ・ケヤキ
入場料:500円(ワンドリンク付き)
他詳細は、添付のPDFをご覧下さい!!

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釧路チラシ表拡大.pdf
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釧路チラシ裏拡大.pdf
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by LS_LAB | 2011-08-26 18:10 | ラ・ケヤキ

【EVENT】Be Nature School 『自分という自然を活かす〜転機の見つけ方つくり方』

Be Nature Schoolの企画第3弾です。
働く事、暮らす事、日々淡々と流れて行く。でも自分はいつ、なにを、どのように判断しているのか?させられているのか?今回のBe Nature Schoolでは、思考のプロセスについて考える時間になるようです。ぜひお出掛け下さい。

◆日時2011年10月22日(土)
◆会場ラ・ケヤキ新宿区内藤町1-6 千駄ヶ谷駅徒歩10分http://www.l-amusee.com/acces.html
◆定員:45名
◆参加費:¥9,000 ガーデンランチ代込み

●ゲスト岩谷孝子(フリーキッズビレッジ代表)
高坂 勝(バー「たまにはTUKIでも眺めましょ」オーナー)
林 厚見(東京R不動産運営/株式会社スピーク共同代表)
中野民夫(ワークショップ企画プロデューサー/会社員)
●ファシリテーター森 雅浩(Be-Nature School代表)

◆進行(予定)
10:00開場
10:30開演 オープニング/トークセッション
12:30 ガーデンランチ
13:30 ワークショップ
15:30 再び全体会/まとめのセッション
16:00 終了

●お問い合わせ : Be-Nature School千代田区隼町2-11-401 
TEL:03-6272-5380
MAIL letit@be-nature.jp
twitter BNSoffice
www.be-nature.jp

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by LS_LAB | 2011-08-22 19:35 | ラ・ケヤキ

【告知!ケヤキ新連載】『辺境的中心に生きる』

お知らせ。

ラ・ケヤキで、新しい連載を始める。ケヤキが企画・主催するイベントは、基本全て連載。一回だけのイベントはやらない。一回じゃあわからないから・・・。同じテーマで考察を繰り返しながら、手探りで進んで行くのが好き。やりながら見えてくることがある。参加してくれた方の一言でなにかが大きく変わる事もある。そんな企画ばかり・・・(^ ^;)。

「辺境的中心論」は、LS代表・松野が今年の年賀状にも書いたテーマだ。内田樹さんの『日本辺境論』を受けてのことだったと思う。でも、それより前から「なんだか地方で出会う人に面白い人多いぞ」と話してき。特に、九州の江副家の存在は大きい。昨年四月には、小豆島移住の話しもあったが、個人的には「自分がどこに住むか」、ということよりも、「辺境的中心」に暮らす人々に会う度に覚える感動多く、そのことについて考え続けてきた。

a0192239_2174236.jpg←最近訪れた福岡県うきは市の養豚場にあるカフェとオーナー杉くん

引越を数十回もしている私は、移動が大好きで、一生旅して歩きたいと思うくらい。宮本常一の本に出会ってから特に、あんなふうに日本中歩き回って、いろんな人に出会いながら、その場を記憶しながら歩き続ける事ができたらいいなあ、と夢想している。実際今も、かなりの割合で東京にはいない。いつもどこか知らない土地で、新しい誰かに会っている事が多い。知合いになりその場に魅了されると、繰り返しその地を訪ねる事になり、結果プロジェクトが生まれたりする。いや、勝手に生み出す、と言った方が正しいか・・・。子供が成長したら、糸の切れた凧状態になるに違いない。

誰もが私のように動き回れるわけでもない。でも、この楽しさ、魅力、感動はなんだか未来にむけて必要な気がするんだ・・・というわけで、今回の企画。


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『辺境的中心に生きる』

「辺境」を辞書で引くと「中央から遠く離れた地帯」「辺鄙な場所」とある。日本の首都は東京であり、経済活動の中枢でもあるここを中心とすれば、東京以外の全地域は辺境と言える。しかし同時に、これら辺境なくして東京は、日本は成立しない。

a0192239_2484087.jpgこの日本を下支えする辺境の地で、土に着き、悠久の時間に連なる暮らしの日常を、逞しく生きる人々がたくさんいる。一人で生きて行く事が難しいと実感できる地方での暮らし。寄り合いに近い、結の契約会が残る地域、過疎高齢少子の問題があっても、そこで生きる事をあきらめない人々。ここが、自分の生きる場所だと言える人たちがいる。
失われてしまった事は多い。しかし、彼らは失われた事を嘆くばかりでなく、自分達の手元に残る細い記憶の糸をたぐりよせ、繕い、肉付けし、懐かしくも新たな未来を提示しようとしている。彼らに会いに行くと、元気になる。中央を見るばかりでなく、自分たちの手と目と声、そして心が届く範囲の地域にある資産を活かし、新たな関係性を築き、未来へ命をつないで行こうとする動きがある。そこにあるのは辺境的中心。それが、日本各地に散らばっている。

a0192239_2493779.jpgそんな辺境に生きる人々の日常を、このラ・ケヤキで再現したい。片鱗でも、かれらの逞しい生き様を体感して欲しい。地域の気候風土が違うのと同様に本当に多様な生き様があり、同時に共通する点も多い。彼らの暮らしぶりから、我々都市生活者が学ぶ事は多いはずだ。

a0192239_2481294.jpg東京でも地方でも、必然性を見失った「コミュニケーション」を取り戻そうとする動きが盛んに行われる。失われたものには、失われるだけの必然性があった。過去にそれらがなぜ失われたか、今どのような状況なのか、そして未来に私たちは何を望み、得たいのか、ケヤキの木の下で、ゆっくりと考える機会を設けてみたい。

これから先の未来、私たちは何を得て、何を失うのか、各々が考える時代だと思う。辺境的中心を結んで行くと、新しい日本の未来地図ができるのではないか?そんな事も夢想している。

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シリーズvol.00 宮古島|宮古ちっくライフ3days|2010年11月(終了)
シリーズvol.01 釧路|厳しい日常のあたたりまえの豊かさ|2011年9月9日(金)〜11(日)
シリーズvol.02 筑後|九州ちくご元気計画in Tokyo|2011年10月30日(金)〜10月2日(日)

詳細は追ってご案内しますが、年内は上記2地域の皆さんが東京に来てくれる。
その他、津屋崎、うきは、淡路島、別府、丹後、高島、鹿児島、などなど・・・目論んでいる場所は沢山。いずれ、東北シリーズもやりたい。

必ずその場所ならではの「美味しいご飯!!」がやってくるので、皆さんぜひお出掛け下さいね。
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これは、宮古ちっくライフ3daysの時のランチプレート。宮古島の旬の野菜と島豆腐やお麩だけのヘルシー料理。本当に美味しくて、小食の私もお替わり!したほどでした。

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by LS_LAB | 2011-08-08 03:10 | ラ・ケヤキ

【新世界/movie】『祝の島』上映会

9月は新世界で立て続けに二本企画です。
3月18日に、ラ・ケヤキで企画していた『祝の島』上映会。3.11の地震で延期になっていました。上関原発です。
その後のこんな事態で、「上映会やって〜」というリクエストも多く、更に新世界店長のケンジさんやPA三木さんからも、「ケヤキでやんないなら、ウチでやってよ」という声もかかり、新世界で企画する事に。(サラヴァ東京ではやったんですけどね・・・)

一時はあちこちで上映されていましたが、ボチボチ都心部では落着いてきた(?)ころに、アンダーグラウンド新世界で一日3回上映をします。製作した「ポレポレ東中野」の中植きさらさんにもご登壇いただき、製作時のお話等していただく予定。なんと、対談相手は新世界店長ケンジ!これ、滅多にない企画でしょ(^ ^)。

と、いうわけで、

『祝の島』上映会@新世界

2011年9月4日(日)12:30 | 15:10 | 17:40

29年前、豊かな海に囲まれた祝島に突如沸いた“原発”問題。
美しい日常。相反する不安と怒りの非日常。島を二分した原発。
3.11後の3月16日、開発中断が宣言された。
しかし未だ建設予定地の土地開拓工事が進められている。
この現実をいま、私たちはどう捉えるのか、考えつづけることが大事だと思う。
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祝の島/纐纈あや初監督作品 2010年/日本映画/カラー/105分

会場:音楽実験室 新世界 →地図
時間:12:30 | 15:10 | 17:40 ※対談付き(3回上映)
鑑賞料:1,200円+ワンドリンク代(最終回のみ1,400円+ワンドリンク代)
予約:新世界HPより

<詳細スケジュール>
12:30開場
12:55上映前トーク
13:00上映
14:45上映終了

15:10開場
15:25上映前トーク
15:30上映
17:15上映終了

17:40開場
17:55上映前トーク
18:00上映
19:45上映終了~20:30 対談 
(ポレポレ東中野 中植氏+新世界 長谷川氏+LS 相澤)

最後の対談では、会場の皆さんからの声もぜひお聞かせ頂きたいと思います。「ど〜すりゃいいのかね?」思っている事を口に出してみること。誰かと話してみること。答えは一つじゃないし、そもそも簡単に答えなんてでないと思うけど、対話の場を持つ事はやっぱり大事だと思う。
新世界で軽くお酒を飲みながら、原発について考えてみる数時間。ぜひお越し下さい。
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笑っている。はにかんでいる。・・・寝てる(^ ^)。当たり前の、日常の幸せ。

(写真は全て©ポレポレタイムス社)
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by LS_LAB | 2011-08-08 01:24 | 新世界

【新世界/event】ポルトガルからの風/高柳卓也+小暮はな

音楽実験室・新世界で企画を入れるようになってから、ライブを聴く機会が当然ながらすんごく増えた。昨日はヲノサトルの『ムードコア』という謎のタイトルのライブを聴いていたけど、音楽はやっぱり生演奏がいい。チェロの青弦さんも、ギターの助川さんも、パーカッションもベースもかっこ良かった(涙)。モチロン、ヲノさん一番。間合いの絶品なMCはライブでなくちゃ聴けないしね。

で、今回は、ポルトガル音楽のライブを企画してみました。
LS_LABとしては珍しく音メインの企画。
ふとした事で知り合ったシンガーソングライターの小暮はなちゃんの唄声にやられました。
人柄とは声にもでるものなのだな、と、会ってみて思った。
一緒に大阪・新世界の通天閣にてビリケンさんの足裏を触った仲なので(笑)成功させたいライブです。
ポルトガル好きはぜひお集まり下さい。
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一緒に出演してくれるのは、男性ファディストの高柳卓也さんです。こちらも楽しみ。珍しいんですよ、男性のFADOって。
高柳さんを紹介してくれた、マリオネットの湯浅さんに感謝です。いつかマリオネットのライブも新世界でやりたいなあ(妄想)。ポルトガル音楽の草分けです。すごいテクニックだし音色だし音楽です。ポルトガルギターやマンドリンなんて縁のない世界でしたが、先日ライブを見に行って惚れてしまった・・・。さらに、南蛮文化を語りながらのライブも興味津々で世界の歴史を語れる音楽家、マリオネットのライブ、絶対面白いのでおススメです。
あ、いかんいかん、告知だ。告知。

『ポルトガルからの風』
高柳卓也+小暮はな ライブ+トーク

2011年9月2日(金) 19:00開場 20:00開演
会場:西麻布 音楽実験室・新世界 地図
チャージ:前売り3,000円+ワンドリンク代、当日:3,500円+ドリンク代。
予約:新世界HPより
   または電話:03-5772-6767

詳細は、新世界HP、または以下をご覧下さい
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みなさま、お待ちしております!
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by LS_LAB | 2011-08-08 00:39 | 新世界

7月末、東北で。

7/29-30、31-8/1と東北へ出かけた。最初は石巻に届けて貰った支援物資の荷受と、南三陸歌津の漁師を友人を訪ねる為。

石巻には、これからプロジェクトを一緒に立ち上げる予定のトライウォールジャパンというダンボール会社のファブリケーターがある。このプロジェクトから、まだ小さいけれど業務を発注する仕組みになっている。今野梱包さん。地震で被災した工場兼倉庫を訪ねた。
ここに、福岡のHIGHTIDEさんという文房具屋さんから、大量の支援物資をお送り頂いたので、その荷受け。同じプロジェクトで使う物資達。電卓、ノート、アルバム、ファイル、カンペンケースにカードケース、各種フォルダーなど、全てを合計すると1万点を超える文具をプロジェクトを通して被災地に届ける。
「来週金曜日にダンボール箱300くらいお送りしていいですか?」と一週間前に問われ、慌ててあちこちに手配。半分は、前橋のトライウォールジャパンの倉庫に届けてもらった。ウィルライフという関連会社の社長、増田さんに心より感謝。プロジェクトの詳細は別途お知らせする予定だが、震災リゲインの支援希望者同士を「繋げる」活動のひとつ。
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石巻のこの工場は、内陸部にあるため津波の被害こそないが、地盤がゆるい地域で工場建物周辺の地盤が沈下。内部床も歪み、フォークリフトが勝手に動いてしまう程だという。社長以下社員の懸命の努力で工場は稼働しているが、まだなにかとご苦労が多い様子だった。段ボールは梱包材利用の他、家具や遊具、恐竜模型の制作などにも活用されており、被災地でも手軽に活用できそうな商品が並んでいた。ペット用のちいさな棺桶をつくり、被災地に届けたとも話してくれた。
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その後、南三陸町の歌津へむかった。途中、内陸部はいつもと変わらぬ景色に見えて、よく見ると崩れた瓦屋根、ヒビの入ったビル、ガラスが破損したままの商店など、地震の爪痕はまだまだ散見された。
沿岸部にきて、ショックを受けた。時間がかかるだろうことは当然理解していたつもりだか、被災地の状況が四月に調査に入ってからあまり変化していなかったからだ。

まだまだ、まだまだ、なんだ。

瓦礫は山積み、ビルの上に車。原型を残さぬほどに痛めつけられた車はまとめられてはいたが行き場もなく放置され、木々には生活の痕跡が引っかかったまま。塩水に浸かり茶色く立ち枯れつつある樹木が、四月よりも鬱蒼とした緑の最前列で目立っていた。暮らしが営まれていたであろう地面に、雑草が茂り瓦礫を覆い隠していた。志津川を越え歌津に入ると、状況はさらに悪く、ほとんど進んでいないようにも見えた。
4月にはどこにでもいた自衛隊の姿はもうない。夏休みでアシスタントとして同行した小4の長女は、最初事態がよく飲み込めていないようだった。

仮設住宅ができ、歌津中にいた多くの被災者はすでに2組に減っていた。
ある施設のテニスコートに建設された仮設住宅にいる漁師を尋ねた。この日は「雨天で瓦礫撤去もなく家にいるから」、と石巻で電話した際に聞いていた。訪ねると、奥さんと小さなペットの犬と迎えてくれた。「玄関に網戸がなくて、でも開けなければ風通しが悪く、開ければハエが入ってくる」というところから、徐々に今の状況を聞く。6月に、バラバラに避難していた家族がようやく再会したこと、毎日続く瓦礫撤去、進まぬ復興計画案、行政の指針に対する不安、他地域へ流出する仲間たち…。話は尽きない。私はただ聞くことしかできない。ボランティアの不足や将来への不安が大きな話題で、彼の周りにいた20数名の漁師の中で「漁を続けると決めたのは俺だけだ」と聞いた時、言葉を失った。たった1人。

確かに、船をつける為の港はコンクリートがめちゃくちゃにめくれ上がっている。共同処理場は流され、近隣地区へ二地区共同の処理場建設が決まった為、歌津からでは不便極まりない。船を流された仲間もいる。高齢化が進み、後継者もいない。なにに希望を持ち、明日への活路を見いだせば良いのか?彼の家族は、これまでも人の2倍のイカダを持ち牡蠣の養殖をしてきた。奥さんと共に、人の2倍働いてきたという自負もある。子供を育て、半年前に自宅を新築し、その前年には船を新調している。ダブルローンだ。船は残ったものの、奥さん自慢の家も、イカダも漁具も、生活用品からなにからなにまで、全て流された。持っていたイカダは45台。1台治すのに100万かかる。しめて4500万円…行政が半分支援してくれるというが、残り半分はどうすれば良いのか?

それでも、早く瓦礫撤去に目処をつけ、漁を再開し、会社化して仲間を雇用したい、と夫婦で語ってくれた。まずは支援してもらった釣り船を出し仕事を再開する。港を整備してもらい、漁や養殖を再開したら、いずれ個人処理場を作り、そこに親子で体験教室ができる施設も併設したい。大きなアクリル水槽に、常に様々な魚介類をいれ、海の中でどの様に漁をしているか再現して子供達に見せてあげたい、わかめ漁も子供にとっては楽しい体験。いろんな人に歌津に来てもらいたいと話す。

しかし、釣り船再開の目処は立ちつつあるものの、海はまだ瓦礫だらけ、その他のことに至ってはどこから手を付けていいかもわからないとため息をつく。HPの作り方だってよくわからない。パソコンだってない。
二本目のビールはウィスキーに変わり、ひたすら話し続ける彼と、わたしができるのは話しを聞き、一緒にタバコを吸うコトだけorz。彼が一旦席を外している間、奥さんから津波がくる数日前の話しから、仮設にはいるまでの生々しい体験談を聞いた。猫が、二匹逃げ遅れた。まさか、全てが流されるとは想像だにしていなかった。

APバンクの永井さんが、まずは人が寝泊まりし、自炊ができて、対話の場が持てる小屋を歌津に建てると約束してくれたらしい。土地の取得や地元材での建設の話しなど少しずつ進んでいるという。生活再建へ向けて、地元の仲間で集まり、対話する時間と空間が必要だ。それが、まずは一番の支援だろう。

さて、そのために、自分ができるコトは何か。永井さんは空間を、では私は時間を。なによりも、一歩ずつ足を前に踏み出すための、小さなきっかけを、たくさん、みんなで、協力しよう。私がうなだれていても始まらない。だから、少しずつ、動きはじめる。

彼には伊里前契約会という、元禄6年から続く「結」の仲間がいる。すごいことだ。数百年続く彼ら契約会の特徴は、子世代が結婚したらそこで親世代は引退し、子世代が契約会の権利を引き継ぐ点。だから、若い頃から契約会に入る。多くの契約会は、親が元気なうちは親が会合に残るため、子世代への引き継ぎが遅れ、コミュニティーへの積極的な参加の機会を促すことが難しい。私が住む東麻布の町内会も、会長は80代。なかなか子世代同士が顔を合わせる機会はない。伊里前契約会は長い歴史を持ちながらも若い人がしっかり運営をしている。モチロン親世代も参加はするので、年齢層の幅広いコミュニティーが実現されている。

彼らを旅行会社でボランティア+観光ツアーをしている仲間に繋ぐ。ただのボランティアツアーではなく、コミュニティーと関わりを持ちながら、第二のふるさとのように地元の人たちと付き合えるようなツアーにする予定だ。設計は、慎重にしなければならない。地元の人との信頼関係があることが大前提で、同時に、誰よりも最初にボランティアツアーを始めたこのツアー会社とだからできることだ。
釣り船の客になり、海を掃除し、瓦礫撤去もするだろう。生活再建に向けての作業を手伝い、知恵があれば寄せ合おう。彼らの契約会の話しを聞き、モチロン被災体験も聞く。漁師達も、ようやく話せるようになったし、話さなければいけない、と考え始めている。

過去、この集落はどのような場所だったのか?問題は、自慢すべき点は?今をどうするのか?未来に向けて、どう一歩を踏み出し、何を目指すのか。丁寧に、ひとつづつ一緒に話しをしていければいいと思う。そのために必要な人や企業を一緒に考え、私は探し出し、お願いして、歌津に来てもらおう。みんながちゃんと、仕事にできる仕組みも考るよ。

自力でふんばるしかない小さな集落は沿岸部に無数にあると思う。
そこに少しでも、丁寧で継続できる支援の手を伸ばせる人が増えたらいいと思う。少しずつ、焦らずに。
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漁師の家で、地元で採れたタコをいただいた。塩ゆでしただけのタコのアタマに、刻んだミョウガ。うまい。絶品。「歌津のタコはうまいぞ、ウニだってアワビだって何でも採れる。本当にうまいから、全部食え。また食べに来い」

はい。喜んで。何度でも。
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by LS_LAB | 2011-08-07 13:56 | 震災リゲイン

【EVENT】big little people cafe

【日程】2011/8/19(金)
【時間】12:00 open 19:00 close
【会費】入場料(1ドリンク代として300円)
【場所】ラ・ケヤキ http://www.lakeyaki.com/access/

夏休み、金曜日の午後、
親子でラ・ケヤキでのんびりお茶をしながら、
気楽なワークショップに参加しませんか?
ラ・ケヤキにオランダからお友達が遊びにきます。
建築家のフェムケさんと、デザイナーのアラードさんです。
その仲間も、楽しい子供のためのワークショップや人形劇を開催してくれます。
午後の昼下がり、1人でも、親子でも、のんびり遊びにきて下さいね。
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【楽しい事】
1)アラードとおもちゃづくり:ペットボトルロケット(参加費300円)小学生以上

2)フェムケと遊ぼう:お絵描き、人形劇(参加費300円)幼児

3)映画上映:海外のアニメ映画の上映を随時行います(参加費無料)誰でも

4)瞳さんとかわいい花瓶づくり:ラ・ケヤキの庭を探検!植物を見つけて白いちいさな花瓶をかわいく仕上げます。(参加費:300円)

5)森弘子さんと「tanaをつくろう!」:段ボールで棚をつくります(参加:1,000円)小学生以上
★予約制:コチラから
または、FAX:03-3560-2047
お名前、お電話番号をご記入の上、メールかファックスにて【棚プロ参加希望】というタイトルでご連絡下さい。時間など詳細は改めてご連絡します。
★解説:東北ボランティアを続け「被災地に棚を届けよう!」と思いついた森さん。避難生活を送る方に、自分たちの手でものをつくる楽しみや、つくったものを使う喜びも同時にお届けできればいいなと思い、棚をつくるワークショップを被災地で開催予定です。今回はその実験!!皆さん協力して下さい。組立て、絵を書いて、じぶんだけの"tana"をつくりましょう。

【備考】
汚れてもいい服装でご来場下さい。

【カフェ】
美味しいコーヒーや紅茶を入れて、クッキーとその他素敵なスイーツをご用意してお待ちしております。

【講師プロフィール】
〈フェムケとアラード〉
When Allard Roeterink and Femke Bijlsma are not teaching kids workshops, they teach at art schools, make art installations or work as architect and product designer.
After spending five years in Tokyo, they now live in Amsterdam, The Netherlands. Some of their playful projects can be seen here:
http://www.roeterink.com
This summer they are back in Japan, doing workshops with kids and showing the country and its people to their own son [5yrs] and
daughter [3yrs].(近日中に翻訳します!)

〈大西瞳〉株式会社マインドスケープ チーフプロデューサー、一級造園施工管理技術士、グリーンセイバーマスター、NPO芸術家と子どもたち アドバイザー、NPO南房総リパブリック 理事他。
植物に関するデザインを幅広く行い、最近では、環境、農業、雑草に深く関わり始めている。
四歳女児の母。

〈森ひろこ〉現在都内の設計事務所に勤務。震災1ヵ月後より宮城県石巻にて、ボランティア団体を通して避難所の 手伝いをしていく中で、避難所や仮設住宅内での棚の必要性を感じ"tana*project"を始動。特技は思い立ったらすぐ身軽に遠くに行けること。 

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by LS_LAB | 2011-08-02 15:35 | ラ・ケヤキ


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