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来年度の企て。ラ・ケヤキにて。

LS_LABは、昨年4月から新宿御苑脇に佇むラ・ケヤキという邸宅のディレクション、運営管理を預かっている。
家主の敦子さんが育った家。彼女のパートナーでシャンソン歌手、プロデューサー、映像作家のピエール・バルー氏が一時日本の拠点としていた場所。400坪ほどの広い敷地には、樹齢300年の大きなケヤキの樹が庭に静かに立ち、ハイジがのっていたようなブランコがぶら下がっている。
この、摩訶不思議な場所で、摩訶不思議な魅力溢れるマダム敦子と共に、今年4月から定期的にいくつかのシリーズ企画を展開する予定。(敦子さんの不思議についてはまた別の機会に)
来年度の企て。ラ・ケヤキにて。_a0192239_220184.jpg

『関係性の科学』は、アーティストの小阪淳のナビゲーションで、科学哲学、科学史、科学技術社会論から始まり、実際の研究に携わる科学者の方々もお招きして、科学とは?科学と私たち過去、現在、未来について対談をする。対談後はゆっくり食事をしながら懇親会。二ヶ月に一度くらいのペースでやりたい。
初回は科学哲学、倫理学専門の京都大学/伊勢田哲治さん!

『ケヤキ館(仮称)』は、子供のための企画。多種多様、真剣に生きている大人を招き、彼らが普段なにをしているか話してもらう。子供達が普段接しないような大人達と出会う。なんの話か理解する必要はない。ただ、そういう生の大人とたくさん出会って欲しい。同時に、この場の運営はすべて子供達が主体的に創造的に決めて行くことになる。なにをするか、誰を呼ぶか、発信していくのかいかないのか、などなど。ミーティングのプロ(ファシリテーター)と一緒に、小さな声にも耳を傾け、全員が自分の意見をキチンと言えて、話しをまとめることができる場を作る。大人は物理的な場を提供するけど、そっから先は、子供が主体。これは隔週水曜の放課後に。小3〜高3までが対象。

『辺境的中心(仮称)/又は○○ちっくライフ3Dys』は、全国の辺境の地で中心を形作り盛り上げる人々を招き、週末の三日間、東京のどまんなかで、辺境ライフを展開してもらう。衣食住、さまざまな魅力を持込んでもらう。昨年、宮古島から食、アクセサリー、ロウソク、イラスト、唄などクリエイティブな人たちが集まり3日間開催した宮古ちっく3Daysの面白さを全国規模で展開し、横の繋がりをつくり辺境的中心ネットワークを充実させて行きたい。これは3ヶ月に一回が限界?

『Be Nature School』主催のシリーズは、すでに初回の情報を上げたが、これはラ・ケヤキとの共催企画。年に4回。経験豊富な実力派の企画だけに楽しみ。

『週末出前カフェ(仮称)』は、ラ・ケヤキが空いている土日に、カフェやりたい人手を挙げて〜という企画。興味のある方はご連絡下さい。3月には初回『東京林間学校』という親子カフェが出現予定。

『We "hub" music』は、音楽家・安田寿之さんとの共同企画で、ラ・ケヤキに限らず様々な場所で展開されるライブイベント。安田さんがハブになって、様々なミュージシャンとのコラボライブ。何回かに一度はラ・ケヤキで開催。初回はラ・ケヤキで、二回目はサラヴァ東京で開催された。次回は沖縄行く?とか無謀な企画。

などなど、他にも障害者のケアをされている全国の工房での日々の実践とその成果を東京のいろんな人に観てもらいたい!元気になるし、生命に感動するし、障害のある「場所」を考えることはとても大切な事だから!とか、ささやかな読書会や朗読会を開催しよう、とか、とある映像シリーズを定期的に鑑賞する会をラ・ケヤキでやってもらえないか、とか、合計12本くらいのシリーズものを定期的に開催して行く予定です。ふ〜。
様々な人の協力を得ながら企画を進めているところ。皆様に心から感謝です。しかし、年度末まで気が抜けない。

ラ・ケヤキは不思議な場所。境界がなく、なんでも受入れてしまう。大きなケヤキの樹の下で、私たちはどんなテーマを扱っても、穏やかな気持ちで、笑顔で、みんなと集う事ができる。幸せな気持ちでいられるみんなの居場所。なぜだかわからないけど、そんな空間。

皆さんも、ぜひ遊びに来て下さいね。
ラ・ケヤキのHP
HP、これからちょこっと手直ししますけど。
# by LS_LAB | 2011-02-15 02:39 | ラ・ケヤキ

『島の色 静かな声』福岡県津屋崎にて上映会

去年の夏、福岡に飲みに行った。福岡在住の旧友と東京で再会し、お互い福岡に面白い人がいるから彼らを引き合わせよう、飲み会しよう!というそんなノリでわざわざ二泊三日ででかけた。バブル時代じゃあるまいし、なにやってんだか、と思いつつ。でも、それだけ魅力的な人が福岡にはいて、彼らにまた会いたい、話したい、飲みたい、というまあ真っ当な理由(?)。
その飲み会、いや、交流会以外、特に予定は立てず、行き当たりばったりで動けばいいや、といつものように福岡に飛んだ。
お互いが集めた人数確か合計20名程。みんなそれぞれに面白く魅力的な人たち、または懐かしい面々。その中に、津屋崎から来ている山口さんがいた。彼は初対面。話し込んですっかり魅了され、「明日、津屋崎行ってもいいですか?」と言わずにはいられなかった。

福岡県福岡市の北、ちょうど北九州市との中間ほどにある福津市。人口5万5千人ほどの小さな市は、かつての福間町と津屋崎町が合併してできた市。旧福間町は駅のあるベッドタウン、一方旧津屋崎地区は、ウミガメが産卵する美しい砂浜やカブトガニが生息する干潟がある自然豊かな場所。
津屋崎千軒と呼ばれる集落もあり、津屋崎漁港一帯のこの範囲にはかつての繁栄を思わせる家並みが続く。塩の道でもあったらしい。「藍の家」と呼ばれる手仕事の館もあり、組み木屋さん、ウニ屋さん、薬屋さん、魚屋さん、お茶屋さんなどが並び、まるで昭和30年代にタイムスリップしたような雰囲気を漂わせる。

「近所付き合いもまだまだ残っており、醤油の貸し借りはもちろん、新鮮な魚や野菜、鍋のおすそ分けがどこからともなくやってくるとても居心地の良い場所です」と語るのが、私が突撃訪問し、今回『島の色 静かな声』の上映に声をかけてくれた、この旧津屋崎町に拠点を設け活動を始めたNPO法人地域交流センター津屋崎ブランチの山口覚さん。

ここで彼らは、
「TSUYAZAKI1000GEN PROJECTは、“よそ者、若者、のぼせ者”が本当に津屋崎に移り住み、新しい視点で人と人、土地と人をつなぎ、津屋崎にもう少し多くの人が暮らす状態にすることを目的にしたプロジェクト」を実施している。
http://1000gen.com/index.html
最近は、未来の子供達への手紙、として、西日本新聞に毎週月曜日、活動に関しての連載もされている。

その活動の一貫としての上映会。まだ詳細の打合せもなにもしていないけど、フライング気味の告知案内。前夜の酒席で思いつき、翌朝この場所を訪れて、彼らの活動をみせてもらい、街の人たちと話しをし、その場所の持つポテンシャルの高さと彼らの活動の姿勢にいたく感動してしまった私としては、今回声をかけてもらえた事がとても嬉しい。山口さんは本当にとても素敵な人。

詳細は追ってお知らせしますが、東京からはまあ無理でも、福岡の方々にはぜひ足を運んでもらいたい。そんな場所です。

上映会は4月15、16日あたり。
夏は強烈に暑かったけど、春の海、奇麗だろうなあ。
ああ、ちゃんと写真撮っておけばよかった・・・。掲載出来ず残念。
# by LS_LAB | 2011-02-15 01:38 | サイレントヴォイス

自分という自然を生きる

ラ・ケヤキにて、年間4回に渡りBe Nature Schoolさんと共催でトークセッション&ワークショップを開催します。LS_LABは、ラ・ケヤキの運営管理、コンテンツディレクションを任されているのですが、すべて主催ではなく、様々な方とのコラボレーションも行う予定です。

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トークセッション&ワークショップ
「自分という自然を生きる」
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詳しくはコチラ

自分らしさを活かし、社会と関わりながら、自然体で暮らす。そんな生き方、在り方
を日々追求する方々をゲストにお招きし「自分という自然に生きる」ことをテーマに
トークセッションとワークショップを行います。
会場は新宿御苑と境を共有し、都内の中心地にありながら、自然を感じられる一軒家
「ラ・ケヤキ」。樹齢400年のケヤキがある庭でのガーデンランチを挟んで、1日をじっ
くりと過ごします。

■日時:2011年4月17日(日)10:00開場 10:30~16:00
■会場:ラ・ミュゼ ケヤキ
 ※千駄ヶ谷駅から徒歩10分、四谷三丁目駅から徒歩12分
map

■定員:50名
■参加費:¥10,000(ガーデンランチ費込み)
■ゲスト
・志村季世恵(ダイアログ・イン・ザ・ダーク理事/バースセラピスト)
・中島崇昴(会社員/最高の居場所主宰)
・西村佳哲(働き方研究家)
・松田恵美子(身体感覚教育研究者)
■ファシリテーター
・中野民夫(会社員/ワークショップ企画プロデューサー)

■進行(イメージ)
10:00開場
10:30開演
  オープニング/トークセッション
12:00 ガーデンランチ
13:15 分科会ワークショップ
14:45 休憩
15:00 再び全体会/まとめのセッション
16:00 終了

■お申し込み/お問い合わせ
Be-Nature Schoolまで、お電話又はウエブ経由でお申し込み下さい。
TEL:03-6270-5380
ウエブサイト http://www.be-nature.jp
代表メール letit@be-nature.jp
主催:Be-Nature School 共催:ラ・ケヤキ
自分という自然を生きる_a0192239_16301520.jpg

# by LS_LAB | 2011-02-14 16:30 | ラ・ケヤキ

ノマド村でミナ・ペルホネン

ノマド村でミナ・ペルホネン_a0192239_10572160.jpg
ノマド村でミナ・ペルホネン_a0192239_1057241.jpg昨年の話しですが、ミナ・ペルホネン の秋冬コレクション2010のカタログ「紋黄蝶」の撮影が、淡路島のノマド村で行われました。淡路島在住の子供達がモデルとして参加しているそうです。
撮影は、『島の色 静かな声』で監督をしてくれた茂木綾子さん。ライフアンドシェルター社が設計した空間でミナ・ペルホネンさんの撮影が行われるなんてとっても嬉しい。

「紋黄蝶」は、ミナのショップにて購入出来るそうです。詳しくは以下。
ミナ・ペルホネンHP

ノマド村の空間、ご覧いただけます。

「一枚の服が、着られて着られてすっかり体のクセがしみこんで。

記憶をたどるクタクタの一着を、僕がこの仕事を終えるとき、

どこかで誰かが着ていてくれる。
そんな一着をつくることが
あったらいいと思っている」
(毎日ファッション大賞受賞時の皆川 明コメント)。

デザイナーの手を離れた服が、着る人の持つ新しい時間軸の中で育っていくことを願う。」
(ミナ・ペルホネンHPより)

ミナ・ペルホネンのデザイナー皆川明さんの言葉、とても共感します。
# by LS_LAB | 2011-02-02 11:04 | ノマド村

【新世界/event】Okinawan Night vol.2 Navigation by 駒沢敏器

「山本彩香の“鶴は千年、亀は満腹”in Tokyo」
●2月7日(月) 19:00開場|20:00開演

沖縄随一の料理研究家・山本彩香を「新世界」に迎えて贈る、
料理と音楽のラジオスタイル・トークライヴ!

山本彩香が主役を務める長寿番組「鶴は千年、亀は満腹」(ラジオ沖縄)のスタイルをそのまま借りて、「東京スペシャル拡大版」をお届けします。琉球料理の系譜、伝説の花街・辻と料理・文化の関係などをつまびらかにしながら、音楽や未公開動画など多彩な資料をまじえて、楽しく寛いだ空気でお伝えします。なお、当日イベントの特典として特製の豆腐よう、会場でつくる琉球料理の基本出汁「かちゅーゆ」をご提供いたします。当日お楽しみのプレゼントもあるかも!?


「新世界」港区西麻布1-8-4―B1(最寄り駅:日比谷線六本木駅②出口)
℡:03-5772-6767
(上記連絡先にて、お名前・人数をお伝えいただきますと、予約確定となります。お座席の指定はございません)

○山本彩香プロフィール
沖縄人と日本人のハーフとして東京に生まれ、2歳のとき今は伝説となった那覇の高級花街「辻」に、伯母の養女として預けられる。料理名人だった伯母「崎間カマト」の王朝系料理の味を幼い頃から舌で覚え、17歳で琉球舞踊の踊り手に。その後文化人としても名高い島袋光裕に師事、舞踊の世界で頭角を現して82年に沖縄タイムス芸術選賞大賞を受賞。しかし琉球料理の伝統を伝え残すべく舞踊の世界をピークで引退し、86年に「穂ばな」、99年に全国的にも有名になった「琉球料理乃山本彩香」を開く。首里王朝から花街・辻を経て現代に至る「ほんとうの琉球料理」を体現できる、今では希少となった料理人のひとり。


○駒沢敏器プロフィール
東京生まれ。99年に山本彩香に取材したことを契機に、交遊関係を続けている。彼女の伝統的な仕事を残すべく雑誌「COYOTE」において山本氏の評伝を連載、以後取材を重ね、本年中にその全貌を書籍化予定。著書に米統治時代の沖縄を描いた「アメリカのパイを買って帰ろう」などがある。


【新世界/event】Okinawan Night vol.2 Navigation by 駒沢敏器_a0192239_15444675.jpg

【新世界/event】Okinawan Night vol.2 Navigation by 駒沢敏器_a0192239_16205261.jpg

# by LS_LAB | 2011-01-25 03:23 | 新世界


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