棚プロジェクト

昨年の夏、私がお世話させてもらっている「ラ・ケヤキ」という会場で、震災支援活動の報告会がありました。震災リゲインも、そこで発表させていただいたのですが、数人での活動発表が多いその中で、女の子がたった1人で熱いプレゼンをしていました。

それが、現在震災リゲインが【つなぐ】活動で支援している「森弘子」ちゃんです。
彼女は、ボランティアで避難所を巡り、子供たちに手をひかれて避難所の居住スペースに入った時に、棚が必要だ!と感じ、棚を作るプロジェクトを立ち上げました。
でも、その時プレゼンされたのはまた彼女の熱い「想い」と棚のアイデアだけでした。この活動を始める為に、誰か力を貸して下さい!という熱い声とプレゼンの内容になんだか心を打たれて、プレゼン後、挙手して少し発言。段ボールでつくるなら、紹介出来る会社がある、と伝えました。
懇親会の時間になってから立ち話をし、では今度その社長を紹介するから、でも、気持ちはすごくよく伝わった、と短く話しました。

a0192239_15242548.jpg当時、私もやたら忙しい最中。設計の現場も着工目前、リゲインの取材や活動もある、その他地方都市ての活動や、ケヤキの運営など、あ、モチロン子育ても。アドレナリン出しまくりで出力160%くらいで動き回っていた頃。彼女との約束をすぐに果たせないまま、数ヶ月が過ぎて行きました。

他にも何人かの人に声をかけられ、いくつかお願いをされたのですが、他の方はそのまま連絡もなかったけれど、弘子ちゃんだけはあきらめず、粘り強くメールをくれました。4回目くらいにメールを貰ったとき、いくら忙しくっても「この熱意には応えねばいかん」、と段ボール会社の関連会社の社長で、以前私が建築家の遠藤幹子ちゃんとワークショップをした際にお世話になった方に連絡。快いお返事をいただい、一緒に会いにく事になりました。これが、ウィルライフの増田社長との久々の再会でした。
ウィルライフはトライウォールジャパンという強度の高い段ボール会社の関連会社で、エコフィンという段ボールで出来た棺桶などを制作販売する会社。

ミーティングでは初回から三人で盛り上がり、もう「ぜひやろう!」ということに。初回から、ではどういう棚の設計にするか、このワークショップで大事なことは何か、長く続ける活動にすべきだと思う、などなど様々話しが盛り上がり、棚プロジェクトのチームが出来上がりました。

あれからまだ数ヶ月。半年くらい経つのだろうか?
棚プロジェクトはLLP化され、代表を森弘子、増田さんと私も組合員になりました。
最初はとにかく自腹で実行していたワークショップ。増田さんに石巻の今野梱包さんをご紹介頂きトライウォールの加工をお願いし、震災リゲインがhh style さんから預かっていたイスをワークショップ会場を明るくするために使用してもらい、同じく福岡のHIGH TIDEさんから支援物資として頂いた文具を参加者にお土産として提供し、会場で撮影した写真は参加者の皆さんにHIGH TIDEのアルバムに入れて配布し、ラ・ケヤキの相澤専属カメラマン(笑)の粕谷氏に映像で活動を記録してもらい、Final Home の津村耕佑氏に布の端材をご提供を頂き、などなど、他にも沢山の方々を弘子ちゃんに繋いで協力してもらい、ワークショップも被災各地で回数を重ねてきました。
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次の震災を見据えた息の長いプロジェクトにするため事業化の仕組みも少しずつ話合い、今年また一歩前に進むでしょう。仲間も増えて、ウチの事務所の若松海もLLPの一員。そういえば、来週は新年会だ。

震災リゲインとしての【つなぐ】支援を続けつつ、LLPの組合員として、この活動を継続する目的である、未来の震災で避難所に速やかにこの棚を届けられるよう、またそれが沢山の個人の日常生活の延長線上にある活動によって支えられるような仕組みを考えられるよう、ちゃんと取り組もうと思います。

弘子ちゃんは先日も東北での棚プロジェクトを実施してきました。被災地では、日常の表現の場を奪われた人々が、それぞれ自分らしい棚を一生懸命つくってくれます。隣の人と協力しながらでないと組み立てられないようにできているこの棚は、形ができると、次は各々の自由な表現を加える事ができる仕組み。収納機能も十分。強度はあるけど軽いので、小さいお子さんから年配の方まで軽々持ち運びができる。出来上がりはみな個性的で、毎度驚かされる。

彼女の優しい想いと明るい笑顔と実行力に支えられてこの活動はあります。
まだ20代の若い力に期待。

弘子ちゃんは、今回の震災で、当事者性を持ち自ら立上がった沢山の人のうちの1人。17年前の阪神大震災の時、今の彼女と変わらない年齢だった私には何もできなかった。でも、今なら役に立てる事もある。一緒に楽しくこの活動を継続できたらいいなあ、と思う訳です。

そんなわけで、活動のご紹介。
以下は、昨年と先日行われたWSの報告書です。
ぜひ、応援して下さい。
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# by LS_LAB | 2012-01-18 15:26 | 震災リゲイン

新世界|なみのおと×芹沢高志×濱口竜介×酒井耕=対話

ドキュメンタリー映画『なみのおと』上映会+トーク*インタラクティブにて

東北沿岸部で被災した人々の対話が、若い二人の監督により記録された。

「この“語り”は、実際は過去や未来のためという以上に、今まさに起こっている「復興」の活動そのものなのではないだろうか、という気がしています。それは、瓦礫をただの瓦礫にしないための、個人と共同体の歴史を取り返す作業だから(酒井・濱口)」

映画という非日常の中で擬似的に、そして会場でリアルな対話にご参加下さい。

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【日時】2012年1月18日(水)
【会場】西麻布「音楽実験室 新世界」map
【出演】濱口竜介監督×酒井耕監督×芹沢高志(P3)
【入場】19:00
【開演】19:30~
【料金】1800円+ドリンク代
予約はコチラから

津波の被害を受けた三陸沿岸部に暮らす人々の「対話」を撮り続けたドキュメンタリー映像作品。
姉妹、夫婦、消防団仲間など親しいもの同士が、震災について見つめ合い語り合う“口承記録”の形がとられている。
対話が失われつつある現代。互いに向き合い対話する事は震災そのもの、または震災を超えて、今日を「生きる」ことに向き合う場でもあるのかもしれない。

被災地の悲惨な映像ではなく、対話から生成される人々の「感情」を映像に残すことで、後世に震災の記憶を伝えようとする試み。若い監督2人も互いに対話を重ねながら撮影を進めた。
『PASSION』『The Depths』などで注目される濱口竜介が、酒井耕と共同で監督。最新版での上映となる。

2011年 山形国際ドキュメンタリー映画祭2011年にて上映。

◉上映後、出演者と会場による対話の場も設けます◉

濱口竜介 (1978 年神奈川県生まれ )写真右
東京大学文学部大学卒。卒業後、商業映画、TV番組制作の現場で助監督として活動する。2006年、東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域に入学。修了制作として制作された長編映画『PASSION』(2008)は、2008年度のサン・セバスチャン国際映画祭と東京フィルメックスのコンペ部門に入選。チェコのカルロヴィヴァリ国際映画祭にも正式招待され、高い評価を得る。
公開待機作は『THE DEPTHS』『親密さ』など。最新作は、2011年5~9 月にかけて、酒井耕と共同監督で、東日本大震災の被災者へのインタビューをまとめたドキュメンタリー映画『なみのおと』。

酒井耕 (1979 年長野県生まれ)写真左
東京農業大学卒。在学中に、自筆脚本による短編から中編作品を監督する。卒業後、社会人として働いた後、2005年に東京藝術大学大学院映像研究科監督領域に入学。黒沢清、北野武に師事し、愛の星」、田辺聖子原作短編落語集より「ホーム スイー ト ホーム」、修了制作作品「CREEP」などを監督。課程を修了する。現在は、フリーとして活動中。最新作は、2011年 5~9 月にかけて、濱口竜介と共同監督で、東日本大震災の被災者へのインタビューをまとめたドキュメンタリー映画『なみのおと』。
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©Toshie Kusamoto

芹沢高志 (1951 年東京生まれ) 
P3 art and environment エグゼクティブ・ディレクター/サイレントヴォイス・プロデューサー
神戸大学数学科、横浜国立大学建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。その後、東京・四谷の禅寺、東長寺の新伽藍建設計画に参加したことから、89年にP3 art and environment (http://www.p3.org/) を開設。99年までは東長寺境内地下の講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開している。帯広競馬場で開かれたとかち国際現代アート展『デメーテル』の総合ディレクター(2002年)、アサヒ・アート・フェスティバル事務局長(2002年~)、横浜トリエンナーレ2005キュレーター、別府現代芸術フェスティバル2009『混浴温泉世界』総合ディレクター。慶応大学理工学部非常勤講師(2001年~2006年、建築論)。著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)、訳書にバックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫)、エリッヒ・ヤンツ『自己組織化する宇宙』(工作舎、内田美恵との共訳)など。

企  画:LS LAB
配給協力:サイレントヴォイスLLP
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# by LS_LAB | 2012-01-06 06:05 | サイレントヴォイス

ラ・ケヤキ|Shing02 と 宮古島

新年早々ですがお知らせふたつ。1月のラ・ケヤキでのイベントです。
お誘い合わせの上ぜひお出掛け下さい。

Shing02の「僕と核」は定員となりました。沢山のお申し込みありがとうございました。
◉Shing02 の「僕と核」

2012年1月12日(木) 19:30〜

「アーチスト・ジャーナリストとして注目されるShing02。震災以来久々の来日!」
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日米バイリンガルのヒップホップ・アーティストとして国境をまたいだ音楽活動を展開しているShing02(シンゴ・ツー)。彼がフィールドワークを重ねながら継続している「僕と核」の取材プロジェクト。その最新レポートを含む報告会を開催します。
要予約。必見!


◉宮古ちっくライフ3DAYS
2012年1月20日(金)〜22日(土)

「島に住んでいる人 住みたい人 好きな人集まれ!」
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昨年大好評だった宮古島大好きイベントをまた開催いたします。
沖縄本島や八重山とも違う独自の文化を持つこの島。今回は島で生まれた人たち、というよりは島に惚れて移り住んだ人たちに、その魅力、または「どうやってくらしてるの?」という素朴な質問から始め、島の暮らし・生活、都会との違いを聞き、彼らの表現や日常を見せていただきます。「辺境的中心に生きる」の元祖企画!
ライブにもご注目下さい。
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# by LS_LAB | 2012-01-06 04:43 | ラ・ケヤキ

映画『なみのおと』上映+トーク

a0192239_2171986.jpgTwitterでちょいと呟やいてしまいましたが、芹沢高志と共にやっている、サイレントヴォイスLLPという映像プロダクションで、
『なみのこえ』という映画のプロデュースをすることになりました。二人監督による作品です。濱口竜介酒井耕
その彼らの前作が『なみのおと』。この映画の上映会+トークを、西麻布にある音楽実験室・新世界にて行います。
トークゲストとして、芹沢高志も出演します。
サイレントヴォイスは配給のお手伝い。


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【日  時】2012年1月18日(水)19:00開場19:30開演
【料  金】1,800円+ワンドリンク代
【出 演 者】濱口竜介監督×酒井耕監督×芹沢高志氏
【会  場】音楽実験室・新世界 港区西麻布1-8-4 三保硝子
        最寄り駅:日比谷線六本木駅2番出口


a0192239_2174747.jpgTEL:03-5772-6767
FAX:03-5772-6797
★予約制。ご予約はコチラ





【作品解説】 
津波の被害を受けた三陸沿岸部に暮らす人々の「対話」を撮り続けたドキュメンタリー映像作品。
姉妹、夫婦、消防団仲間など親しいもの同士が、震災について見つめ合い語り合う“口承記録”の形がとられている。互いに向き合い対話する事は震災そのものに向き合うことでもあるのかもしれない。被災地の悲惨な映像ではなく、対話から生成される人々の「感情」を映像に残すことで、後世に震災の記憶を伝えようとする試み。若い監督2人も互いに対話を重ねながら撮影を進めた。
『PASSION』『The Depths』などで注目される濱口竜介が、酒井耕と共同で監督。142分の最新版での上映となる。
「この“語り”は、実際は過去や未来のためという以上に、今まさに起こっている「復興」の活動そのものなのではないだろうか、という気がしています。それは、瓦礫をただの瓦礫にしないための、個人と共同体の歴史を取り返す作業であるからなのです。」
(山形国際ドキュメンタリー映画祭・東日本大震災復興支援上映プロジェクト「Cinema with Us ともにある」カタログより 作者のことば)
※本上映会前、及び終了後に、監督と来場者の方々との対話の時間を設けます。
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【出演者プロフィール】

a0192239_2143681.jpg濱口竜介 (1978 年神奈川県生まれ )
東京大学文学部大学卒。卒業後、商業映画、TV番組制作の現場で助監督として活動する。2006年、東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻監督領域に入学。修了制作として制作された長編映画『PASSION』(2008)は、2008年度のサン・セバスチャン国際映画祭と東京フィルメックスのコンペ部門に入選。
チェコのカルロヴィヴァリ国際映画祭にも正式招待され、高い評価を得る。
公開待機作は『THE DEPTHS』『親密さ』など。最新作は、2011年5~9 月にかけて、酒井耕と共同監督で、東日本大震災の被災者へのインタビューをまとめたドキュメンタリー映画『なみのおと』。

a0192239_2144270.jpg酒井耕 (1979 年長野県生まれ)
東京農業大学卒。在学中に、自筆脚本による短編から中編作品を監督する。卒業後、社会人として働いた後、2005年に東京藝術大学大学院映像研究科監督領域に入学。黒沢清、北野武に師事し、愛の星」、田辺聖子原作短編落語集より「ホーム スイー ト ホーム」、修了制作作品「CREEP」などを監督。
課程を修了する。現在は、フリーとして活動中。最新作は、2011年 5?9 月にかけて、濱口竜介と共同監督で、東日本大震災の被災者へのインタビューをまとめたドキュメンタリー映画『なみのおと』。

芹沢高志 (1951 年東京生まれ) 
P3 art and environment エグゼクティブ・ディレクター
神戸大学数学科、横浜国立大学建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。その後、東京・四谷の禅寺、東長寺の新伽藍建設計画に参加したことから、89年にP3 art and environment (http://www.p3.org/) を開設。99年までは東長寺境内地下の講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開している。帯広競馬場で開かれたとかち国際現代アート展『デメーテル』の総合ディレクター(2002年)、アサヒ・アート・フェスティバル事務局長(2002年~)、横浜トリエンナーレ2005キュレーター、別府現代芸術フェスティバル2009『混浴温泉世界』総合ディレクター。慶応大学理工学部非常勤講師(2001年~2006年、建築論)。著書に『この惑星を遊動する』(岩波書店)、『月面からの眺め』(毎日新聞社)、訳書にバックミンスター・フラー『宇宙船地球号操縦マニュアル』(ちくま学芸文庫)、エリッヒ・ヤンツ『自己組織化する宇宙』(工作舎、内田美恵との共訳)など。

【企画】 silent voice|LS LAB
【協力】震災リゲイン|P3 art and environment
【作品提供】東京藝術大学大学院映像研究科
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# by LS_LAB | 2011-12-15 02:44 | 新世界

淡路島 黄色いテーブル vol1

ご存知の方も多いかと思いますが、
縁があって、今年からNPO法人淡路島アートセンター(aac)の理事を務めさせていただいております。縁というのは、モチロン茂木綾子とヴェルナー・ペンツェルが棲息するノマド村。ノマド村は、aacにお世話頂いて淡路市に拠点を構えました。

aacでは、淡路島「黄色いテーブル」という、淡路島エコプロジェクトを進めています。
黄色いテーブルにのるのは、今のところ菜種油とひまわり油。

現在、この淡路島の濃ゆ〜い味の菜種油で、ギフトセットをつくる企画を進めています。
このプロジェクト、10年以上前から付き合いのある料理創作ユニット「Goma」に参加してもらうことになりました(^ ^)。
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10年以上前に立ち上げから企画編集に携わっていた『A』という雑誌のイベントをした時に、美味しいものを提供してくれました。『A』の編集部のコアスタッフだった元永二朗くんの紹介。

彼女達の淡路島への期待、aacのHPで紹介しています。ご一読あれ。ホント、食材の宝庫で豊かな島なんですよ、淡路島♡
今年最後の出張は(今のところ)、Gomaの3人と一緒に淡路島。楽しみだなあ〜。10年たってもかわいいまんまで羨ましい・・・。

経過、ボチボチご報告して行きたいと思います。
皆さんも遊びにきて下さいね♡
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# by LS_LAB | 2011-12-13 18:20 | NPO法人淡路島アートセンター


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